Stronghold 分岐点攻略

Stronghold(ストロングホールド)はよく作られたゲームですが、一部ゲームバランスが非常に悪いです。限られた戦力で敵の城や砦を攻め落とす攻城系のシナリオがすべてを台無しにしています。

難易度を一番優しいものに変更しても全然歯が立たない…それが「新たなる道」や「分岐点」ではないでしょうか。当方も難易度を最低にしてもクリアするのに大苦戦しました。特に分岐点なんて何回やり直したか分かりません。

そこでこの記事では少しでも「分岐点」攻略の役に立つであろうポイントをお伝えしていきます。おそらく、「セオリー」が分かっていないから「詰まる(=無理ゲー)」になるんだと思います。私もセオリーに気づいてからクリアすることができたので、良かったら参考にしてください。

分岐点攻略で大切なセオリー1

分岐点攻略(難易度:低い)で大切なセオリーのひとつは、いかに槌鉾兵が城へなだれ込む前に炎にまかれないで生存するかです。堀を埋めるには槍兵と槌鉾兵を使うことになるんですが、城へ近づくとピッチが火矢で燃え上がり大ダメージを受けてしまいます。

この炎で槌鉾兵が削られないことが大切です。そこで心が少し痛むかもしれませんが捨て駒作戦を立てます。捨て駒となるのは脆弱な槍兵、彼らを3つの部隊に分けて城門周辺の堀を埋めさせに向かいましょう。

槍部隊を3つに分けて右端に集める

まずは槍部隊を3つに分けてCTRLキー+数字キーでグループ化します。その際にゲームスピードを最低まで落としておく(+キーと-キーで調整する)と良いでしょう。多少は矢を貰うかもしれませんが焦らせるための軽微な損害なので気にしないように。

この際、槌鉾兵も同じようにグループ化しておくとそのあとの展開が楽になります。もちろん、槌鉾兵も右端へ寄せ集めておくと良いでしょう。

兵を右側に寄せ集める。このとき、CTRLキー+数字キー(0~9)でグループ化しておくと管理しやすい。グループ化した部隊を呼び出すときは同じ数字キーのみ押すだけでいい。私は1~3に槌鉾部隊、4~6に槍部隊を設定したがこの辺は各自お好みで。

第一陣と第二陣の槍部隊を城門前へ送る

第一陣として3つに部隊を分けた槍部隊のひとつだけを城門前の堀を埋めさせるために前進させてください。矢の雨に晒された上、ピッチが燃え上がり早々に壊滅しますが勝つためなので気にしないでください。

炎が収まったら第二陣の槍部隊を同じように前進させます。このとき、少しでも堀を埋められればベストですが本当の目的は第一陣で燃え上がらせることができなかったピッチの部分へ到達することです。

残っていた城門前周辺のピッチをくまなく燃え上がらせることができれば、この後の堀を埋める作業は格段に楽になります。

城門近辺のピッチが消えれば水の溜まった堀を埋める作業は格段に簡単になる。ふたつの槍部隊は値千金の活躍をしてくれたのだ。すべてのピッチが燃えたわけではないので、部隊が左右に伸びるように展開すると炎に焼かれる点に軽く注意しよう。

第三陣の槍部隊と槌鉾部隊のひとつを出陣させる

城門前の炎が収まったら、いよいよ本格的に堀を埋める作業を行います。第三陣の槍部隊と槌鉾部隊のひとつを城門前の堀埋め作業へ向かわせましょう。

槌鉾兵の部隊も3つに分けるのですが、左側の大中小のひとつのグループにして200名ほどの主力部隊にします。あとの2つは右端にいる塊と右端やや上にいる塊がそれぞれ部隊になります。

場所的に近い右端やや上にいる塊の槌鉾部隊を掘り埋め用に使います。残った槍部隊と合わせても心許ない気がするかもしれませんが、既にピッチは枯渇しているし槌鉾兵は弓矢にはそれなりに耐えられるので問題ありません。

第一と第二の槍部隊の活躍は無駄にしない。第三の槍部隊とひとつの禿げた槌鉾部隊の連合軍で堀を埋められれば勝利は目前だ。

城門前の堀埋めの状態を見極める

おそらく、残った槍部隊とひとつの槌鉾部隊だけで城門前の堀はきっちり埋まるはずです。城壁に面している部分がしっかりと埋めきっていることを確認してください。

埋めきれていないと城門の両隣の城壁へ攻城塔を寄せきれません。攻城塔と破城槌は分岐点の攻略に欠かせないセオリーのひとつなので、しっかり機能させるための下地作りをする必要があります。

ただし、繰り返しますが書いてあるセオリー通りなら堀はきっちり埋まっているはずなので残存兵力を鑑みれば既に半分はクリアできているも同然といえます。

第一と第二の槍部隊が安全な場所を作り、第三の槍部隊とひとつの槌鉾部隊が堀を埋める。数多くの犠牲を払ったが、攻城できるだけの下地は整った。

セオリー2

セオリー1で槍兵をすべて失い槌鉾塀も一部失いましたが、槌鉾兵はまだ300人ほど残っています。この300人と攻城塔2台、破城槌1台をうまく使えば勝利は目前、これがセオリー2です。

はっきりいってセオリー1をこなせば後は何となくクリアできる戦力が残っています。でもセオリー2の通りにやれば、弓兵やはしご兵などを使わなくても勝てます(慣れたら更に200人の槌鉾部隊の半分をあえて使わずにプレーしてもクリアできます)。

破城槌と攻城塔1台を城門前へ前進させる

堀は既に埋まっているので破城槌を使い城門を破壊し、攻城塔を使い槌鉾兵を城壁に登らせます。なるべく槌鉾部隊2つが矢を受けるように破城槌と攻城塔1台を守りながら前進しましょう。

破城槌の移動が遅いので早めに前進させておいて、槌鉾兵で追い抜かせるように展開できればベストです。破城槌の移動が遅いからと先へ進めせぎると集中砲火を浴びるので注意。

槌鉾兵の移動は城壁まで及ばないようにする

槌鉾兵の移動のターゲットを選ぶとき、緑色でおおまかに表示されます。この緑の部分が城壁にまで及ばないように余裕をもたせましょう。

城壁に槌鉾兵がいると攻城塔が城壁に寄せきれません。城門も同じように破城槌が寄せきれなくなるので合わせて気をつけます。

破城槌と攻城塔は1マス直前まで進む

ストロングホールドの問題なのか当方の環境の問題なのか分かりませんが、どうも遠目から城門を破壊しようとしたり壁際ギリギリに寄せて攻城塔を機能させようとすると成功しにくいです。

一歩手前の場所まで進ませておき、その場で止まったら改めて城門を攻撃する指示をしたり、城壁に寄せる指示をしましょう。破城槌や攻城塔のアクションを起こさせたい場合はしっかりと赤いマークが出たのを確認の上でクリックです(緑ではダメ)。

槌鉾兵で弓兵を駆逐する

攻城塔が城壁にかかったら、城門城壁の手前で待機している槌鉾部隊を城壁へ登らせてすべての弓兵を駆逐します。

手順としては城門へ破城槌で攻撃を仕掛ける→攻城塔を城壁に寄せ切る→城門城壁の手前で待機中の槌鉾部隊を攻城塔を使い登らせる→塔は当然として奥の城壁にいる弓兵も潰す、です。

すべてを潰す前に一部の槌鉾兵が手持ち無沙汰になります。その一部の槌鉾兵(10人くらい)は第二の城門前まで移動させましょう。なぜ移動させておくのかというと第二の城門前も火がつくからです。

移動するように指示したら、ついでに2台目の攻城塔も第一の城門前まで持ってきます。この段階でまだ破城槌が第一の城門に苦戦していても焦らないでください。

ただし、弓兵駆逐後の槌鉾兵はボケッとしていると第二の城門以降にある塔からの攻撃で削られるので、なるべく細かく塔へ登るように指示しておきましょう(この際、攻撃中の城門上は避ける)。

破城槌が城門を攻撃し、攻城塔を城壁に寄せて、槌鉾兵で塔や城壁の敵弓兵を駆逐し、第二の城門前のピッチを燃やしておく。やることがてんこ盛りなのでゲームスピードは下げたほうが良い。

城門を破壊したら2台目の攻城塔を進ませる

城門を破城槌が破壊したら、第二の城門付近の炎が収まるのを待ちます。炎が収まったらそのまま破城槌は第二の城門まで進ませます。破城槌はもう仕事をしてくれたので壊れても(2台目の攻城塔を生かす的になっても)構いませんが余裕があったら第二の城門もこじ開けましょう。

本当の狙いは2台目の攻城塔を城門の隣りにある城壁に寄せることです。やり方は1台目と同じなので特に難しいことはありません。槌鉾兵で守りつつ攻城塔が城壁に寄れるように邪魔にならない位置で待機させましょう。

城門前の炎が収まったら2台目の攻城塔と先ほど活躍した破城槌で次の城門の攻略へ。破城槌はもう壊れてもいいので、2台目の攻城塔を優先しよう。

槌鉾兵で飛び道具を黙らせる

攻城塔が機能したらあとは槌鉾兵で同じことの繰り返しです。うるさい飛び道具を放つ兵を潰します。遠距離攻撃が沈黙すればあとはpigを潰すだけになります。

ここでも炎が上がりますが、残存兵力に余裕があればゴリ押しでpigを狙うのも良いですし、残存兵力がギリギリなら一度、炎が収まるまで塔や城壁へ避難させると良いでしょう。

攻城塔が機能したら槌鉾兵で塔と城壁を支配する。同じことの繰り返しだ。ただし、左側の方が矛兵もいるので守備力が分厚いため、戦力を多めに割いたほうが良いだろう(7:3くらい)。

左右から展開していき、一番奥の塔とその下の丸い塔まで制圧しよう。ご覧の通り左方面のほうが堅い守備力を有している。

先に塔の弓兵を殲滅しておけば火矢が射てないので砦周りも安全になる。残存兵力に余裕があったら塔の攻略と同時にpig狙いのゴリ押しをしても良いだろう。

温存された槌鉾兵たち。城攻め中の槌鉾部隊の残存兵力もpigを仕留めた直後で70人ほどいるので、セオリー通りに攻略を進めればクリアできないシナリオではない。

弓兵とはしご兵、掘削兵も出番はない(弓兵は敵の掘削兵が破城槌や攻城塔を攻撃しようとするときに活躍するから見せ場自体はある)。

楽勝ムードにも関わらず全部隊は半壊。攻城の厳しさと、Strongholdの攻城の低難易度のバランスの悪さが理解できる。

城攻めが難しいのは有名な話だが、ここまでゲームで難易度のバランスを欠く必要性はどこにもない。よくできたゲームだが作り手の傲慢さを感じる。

他の注意点

・ゲームスピードは余裕をもって判断できるように遅めにしておくと楽です。基本的にちょっとしたミスを取り返しやすい低速のほうがやっぱり簡単です。

・第一の城門付近のピッチを消費させた段階、城壁横の堀をきっちり埋めきった段階、城門へ破城槌が攻撃を仕掛けた上でその横に攻城塔を機能させた段階、とにかくちょっとした山場がスムーズに越えた段階でセーブしておくと楽です。

まとめ

18ステージの「分岐点」に関して、画像を載せてそれなりに分かりやすく攻略方法を書いてみました。これを読んだ方が一人でも先へ進められたら幸いです。

それにしてもStronghold、実に惜しいゲームです。セオリー、つまり王道的な型にはまった戦略でなければクリアできないのは高難易度だけで十分でしょう。今までのシナリオで問題なかったのだから、多少の悪手を続けても強引にクリアできるようにしてもらいたかったです。

ではでは。

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