Stronghold Crusader HDの「大一番!」までクリアできました。長かった。少し感想を書いていきます。一言で言うと楽しいがダレるゲーム。
*なぜかStronghold Crusader HDの録画どころかSSまで撮れないので、残念ながら文章のみです。
シナリオが多くてちょっと長くてダレる
古臭い2Dゲームながら前作と同じように楽しめたものの、ちょっと長過ぎませんかね。ボリューム満点といえば聞こえはいいかもしれませんが、
- 敵軍の攻撃を捌いて地固めする
- 圧倒的兵力を用意して敵の城を陥落させる
という基本的な流れはどのシナリオでも一貫することなので、ちょっとウンザリするくらいのシナリオ数でした。しかも、前作のような一本調子ながらも明確なストーリーに沿って進むわけでもないので、楽しいことは楽しいけど物足りなさも感じました。
守りから攻めに転じる段階でダレる
敵軍の猛攻を掻い潜りながら国力を高めて反攻に転じるのが基本パターンですが、Stronghold Crusader HDは相変わらず城攻めに多大な戦力を必要とするので、とにかく時間がかかるのがきつかったです。
敵軍の攻めを余裕で撃退できるようになっても、敵の城を落とすにはその何倍もの戦力が必要です。その戦力を拡充している時間が何とも退屈でした。
味方AIとの縄張り争いでダレる
シナリオによっては味方になるAI軍もいます。でも、マップの資源は有限なので、必然的に味方AI軍もある意味敵になってしまいます。
この資源確保のための争いがなかなか面倒でした。敵AI軍が相手なら攻撃して確保できます。でも、味方AIは味方なんだから奪うことなんてできません。
味方AIが建築物を用意する前に確保する必要があり、余計なことに気を使うせいで疲れました。
石材の用意が大変
Stronghold Crusader HDは前作と違って木材から木の城壁を作ることができません。したがって、石材を使い石の城壁を築いて城を作ることになるのですが、石材は簡単には集まりません。しかも塔を建造するのに使うので城壁へ割くことができないことが多かったです。
また、石切場から集めた石材は売却してゴールドに変える役目もあり、そのゴールドを軸に軍容を充実させる必要があります。必要なのに優先順位としては下となる城壁はなかなか作ることができず、城という形に仕上がる前にシナリオを突破することばかりでした。
最終シナリオの大一番!について
不満を抱きながらも最終シナリオまで到達したので、私にとって楽しいことは楽しいゲームだったのでしょう。しかし、最後の最後、「大一番!」は難しくて投げそうになりました。
今までのようにゴリ押し戦法が通用しなかった「大一番!」ですが、何とかクリアできたのでメモしておきます。*画像を載せられないので攻略の役にも立たないかもしれません。
右下の木が1本ある平地を抑える
拠点の右下に小さい平地があります。そこには木が1本生えているのですが、この木が邪魔しているせいで小麦畑を用意できません。
速攻で木こりを用意して伐採させましょう。伐採を終えたらAIに取られないように手早く小麦畑を作ります。たった1つの小麦畑ですが、欠かせない大切な食料源になります。
左下の石場を押さえる
「大一番!」ではほとんどの資源を敵に押さえられてしまいます。しかし、先ほどの平地のほかに、右下にある石場を押さえることができます。
ここも必ず抑えないと資源がまったく手にはいらないので、敵と戦うことができなくなります。当然、敵も狙ってくるので小競り合いになりやすいポイントですが、幸いなことに掘削できる範囲なので堀を作って抵抗しましょう。
やはり石弓兵が必須
Wolf軍を筆頭に金属鎧を装備した敵兵が大量に出現します。安価な弓兵ではまったく削ることができないので、必ず石弓兵を用意しましょう。
2つほどの角塔を前線に配置し、そこに石弓兵を配備すれば耐えられるようになります。敵の撃退を繰り返していくと石弓兵も疲弊し削られだすので、補充を怠らないよう注意です。
弓兵、ましてやアラビア弓兵は必要ありません。というより「大一番!」に限らずアラビア弓兵の出番はなし。募兵コストが高い割には安価な弓兵と特に変わらないからです。
技術兵も必須
石弓兵と並んで必須なのが技術兵。技術兵をうまく使わないと「大一番!」はおそらくクリアできないでしょう。
- 盾を作って石弓兵と一緒に塔へ登らせる
- 塔に用意したバリスタの操作
- 煮えた油を持たせて金属鎧の兵に投げつける
- 移動式のバリスタを使い金属鎧の兵を撃退
多岐にわたる汎用性の高さが魅力の技術兵ですが、その力を使いこなさないとあっという間に攻め滅ぼされてしまいます。それくらい「大一番!」は難しい…。
初期兵で堀をしっかり作る
初期兵の槍兵と弓兵は戦闘では役に立ちません。戦力外です。しかし、彼らには重要な「堀を作る」という役割があります。
堀を作って敵兵の進行方向を限定し鈍化させれば、石弓兵や移動式バリスタの攻撃力が活きます。特に移動式バリスタを敵軍の進行方向に重なるように配備しつつ、移動式バリスタへ攻撃させないように堀を作ると効果的。移動式バリスタの矢の命中精度を高めつつ守ることができます。
長期戦を覚悟する
敵の猛攻が収まらない上にこちらの国力が乏しいので、攻略するのに相当な時間がかかります。やっと攻撃に転じられるようになったと思っても、敵も攻撃の手を緩めることがないので気が抜けません。
サクッとその日のうちにクリアしようとは思わないで、数日かけてじっくりと取り組みましょう。
防御力を維持しつつ左下の領土を攻める
名前は忘れましたが、アサシンを擁する城主はいちばん守りが薄かったです。城主が多いと大量に募兵できないので、最低限の防衛兵を残しつつ守りの弱い城を攻める必要があります。
- シミター兵
- 弓騎馬兵
- 移動式バリスタ
- カタパルト
辺りを募兵上限ギリギリまで集めて一気呵成に攻めて滅ぼしましょう。城主が歴史から姿を消すと募兵上限が少し開放されるので、より強固な城主と相対することができます。
セーブデータを小分けにする
1つのセーブデータだけ保存していると、立て直しができない状態の場合にやり直せません。段階に応じて複数にセーブデータを用意したほうが無難です。
これは別に「大一番!」に限った話ではありませんが、特にこのシナリオの場合はちょっとした戦力バランスが狂うだけで崩壊待ったなしです。
小さな綻びから一気にひっくり返されることもあるので、余裕だと感じたときにこそ、念のために別のデータとして保存しておきましょう。